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 米Facebookの無料インターネットサービス「Free Basics」がインドで一時中止の措置を受けている。インドの英字新聞「Times of India」のほか、複数の米メディアが現地時間2015年12月23日に報じた。

 Free Basicsは、世界のインターネット普及促進を目指しFacebookが中心となって発足した「internet.org」のプロジェクトの1つ。テキストのみ表示する軽量Facebookや、英BBCのニュースサイト、検索エンジン「Bing」といった基本的なインターネットサービスへのアクセスを無料で提供する。Facebookは各国の通信事業者と提携し、30カ国以上でFree Basicsを展開している。

 インドでの一時サービス停止を最初に報じたTimes of Indiaによると、インド電気通信規制庁(TRAI)が約2週間前、同国におけるFree BasicsパートナーであるインドReliance Communicationsに、Free Basicsの一時中止を要請した。

 インドでは、Free Basicsがインターネットサービスへの無料アクセスを提供することにより、インターネットユーザーの競合サービスに対する利用意向を阻害し、ネット中立性の原則を侵害しているとの批判が上がっていた。

 Relianceは米The Vergeの取材に対し、Free Basicsがネット中立性に違反するかどうかTRAIが調査する間、同サービスの提供を保留していることを認めた。

 Facebookは、「当社はFree Basicsに取り組むとともに、Relianceおよび関係当局と協力することによって、インドの人々がつながることを支援したい」と述べているという(米New York Timesの報道)。