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 米Netflixは現地時間2016年1月6日、同社のオンラインストリーミングサービスを新たに世界130以上の国で展開したと発表した。Netflixはこれまで約60カ国でサービスを提供していたが、その数を一気に3倍以上増やし、合計190カ国超に拡大した。各国ではすでにサービスが始まっているという。これに伴い従来17言語だったサービス対応言語に、アラビア語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語を追加した。

 Netflixがオンラインストリーミングサービスを開始したのは2007年。その後カナダでサービスを展開し、中南米、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、日本と海外展開を進めた。同社によると世界190カ国における利用者数は約7000万人に上るという(関連記事:「Netflixはテレビの在り方を変える」、イベントで米本社の Hastings CEO)。

 一方で、同社はまだ中国で事業を展開していない。同国については、「サービスを提供するためのあらゆる選択肢を探求する」と発表資料で述べている。またクリミア、北朝鮮、シリアについては、米政府の制裁措置により米企業の事業活動が禁止されているため、今後もサービスは提供されないとしている。

 米Wall Street Journalによると、Netflixの事業展開は米国内よりも海外の方が速い。昨年7~9月期における米国の新規利用者数は88万人で、事前予測の115万人と前年同期の実績98万人を下回った。一方同じ時期の海外における新規利用者数は274万人で、事前予測の240万人を上回った。

 またWall Street Journalは、Netflixの事業拡大はコスト増大につながっており、利益を圧迫しているとも伝えている。昨年7~9月期の海外ストリーミング事業は6800万ドルの赤字となり、赤字幅は前年同期の3100万ドルから2倍以上に拡大した。

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