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 中国ソーシャルショッピングサイトの「Mogujie(磨姑街)」が競合サービスの「Meilishuo(美麗説)」を買収すると、複数の米メディア(ForbesFortuneなど)が現地時間2016年1月10日に報じた。中国では、昨年より「ユニコーン」と呼ばれる評価額10億ドル以上の未公開新興企業の合併・統合が相次いでいるという。

 MogujieとMeilishuoは、ともに女性をターゲットにしたファッション関連のソーシャルショッピングサービスを展開している。Mogujieは中国Alibaba Group(阿里巴巴)で幹部を務めたChen Qi氏が2011年に共同設立した。昨年11月に実施した投資ラウンドでは約2億ドルを調達し、評価額17億ドルと見積もられた。

 一方Meilishuoは、2009年に北京大学出身のXu Yirong氏が立ち上げた。「中国版Pinterest」と呼ばれ、中国Tencent Holdings(騰訊控股)などが出資している。2012年以降、投資ラウンドを実施していない。

 両社を統合した新会社は、MogujieのChen最高経営責任者(CEO)が指揮を執る。Tencentは新会社への出資に合意しているという。Chen氏は買収額については明らかにしていないが、2社を統合した新会社の評価額は約30億ドルになると推計される。

 Chen氏は「短期的な競争ではなく、長期的事業目標に向けて差違化サービスの提供に注力できる」と述べたという。

 投資家らは評価が急上昇するユニコーンへの出資に慎重になっている。中国の新興企業は、収益性を示すためにライバルと手を組むことを検討する必要に迫られている。例えば配車サービスのDidi Dache(滴滴打車)とKuaidi Dache(快的打車)は、2015年2月に合併した。