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 米Googleが仮想現実(VR)コンピューティングに特化した部門を新設したと、米IT系メディアサイト「Re/code」が現地時間2016年1月12日に報じた。新部門の責任者には、同社製品管理担当バイスプレジデントのClay Bavor氏が任命されたという。

 Bavor氏はこれまで「Gmail」「Drive」「Docs」を含むGoogleアプリケーションを管理してきた。一方で、簡易型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Cardboard」の開発にも取り組んでいる。同氏は今後、アプリケーション管理の責務を離れ、VRに注力することになる。

 Googleアプリケーションは、クラウド事業の責任者であるDiane Greene上級バイスプレジデントの管轄下に入る。Greene氏は元米VMwareの最高経営責任者(CEO)で、2015年11月にGoogleに入社した。

 Google広報担当者は幹部の人事異動については認めたものの、それ以上のコメントは拒否した。

 VR分野では、Googleは米Facebookに水をあけられている。Facebookでは現在400人がOculus VR事業に関わっているという。Oculus VRは先週、VRゲーム用HMD「Oculus Rift」の商用モデルの予約受付を開始した(関連記事:VRゲーム用HMD「Oculus Rift」が予約受付を開始、価格599ドルで出荷は3月末以降)。

 Googleの新たなVR部門の規模は不明だが、VR分野への取り組みは、Googleの他の消費者向け製品にとってもプラスになると米TechCrunchは指摘している。例えば「YouTube」は360度のVRビデオに対応している。

 今月、米ネバダ州ラスベガスで開催された国際家電見本市「CES 2016」では、YouTube事業幹部のRobert Kyncl氏が基調講演の多くの時間をVRの話題にあて、「VRはデジタルビデオの未来であり、YouTubeは未来のビデオを提供する場所となり、Cardboardはそれを手軽に視聴する手段になる」との見解を示したという(米Business Insiderの報道)。