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「jinjer」の人材データ閲覧画面の例
「jinjer」の人材データ閲覧画面の例
(出所:ネオキャリア提供)
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 人材サービスのネオキャリアは2016年1月18日、人材業務を統合管理するクラウドサービス「jinjer(ジンジャー)」の提供を始めた。従業員の採用、勤怠、人事に関するデータを、同社が運営するクラウド上で一元管理。入社後の業務実績やスキル、給与といった人材のデータを見える化する。他の人材関連サービス企業とjinjerの連携も促進。まず健康管理のFiNCなどと連携可能にした。人材業務を従業員を対象にしたCRM(顧客関係管理)と捉え、人事担当者の生産性と従業員満足度の向上を支援する。

 jinjerは企業の人材管理業務に関する様々なデータを一元管理するクラウドサービス。対象の業務は採用、教育・研修、人事評価、業務実績管理、勤怠管理、福利厚生、給与計算などだ。それぞれのデータは、ネオキャリアが運営するクラウド上に格納。企業の人事担当者は、Webブラウザーを通じて従業員の実績やスキル、給与といったデータをグラフ形式で一覧できる。

 人事担当者にとってのjinjerの利点を、同社の加藤賢専務取締役副社長は「採用した人材がその後に期待通り活躍しているかどうかを、数値で見える化できる」ことと説明する。人材関連データを業務横断で表示したり分析したりできるため、ある年に採用した人材が身に着けたスキルや担当した業務を、経年で追っていける。同社によれば現在は採用人数で人事担当者を評価することが多いという。jinjerで、「人事担当者をより正当に評価できるようになる」(加藤副社長)。

 ネオキャリアはjinjerのAPIを他の人材関連サービスやネットサービスを手がける企業に提供。jinjerを核に多様な人材関連サービスを利用可能にして、「人事担当者としてこれまで行き届かなかった従業員向けサービスを提供できるようにする」(同)。

 第一弾として、健康管理サービスのFiNCと、ネットマーケティングを手がけるフロムスクラッチの2社と協業した。FiNCとの連携では、FiNCの企業向け健康管理サービスの利用結果データをjinjerに取り込み、人事関連データと関連付けて従業員の健康管理に利用できる。2015年12月に義務化されたストレスチェックを実行する際に、チェック結果と個人の人事管理データを照合し、企業全体の傾向を把握したり状況の悪化を未然に防いだりといった用途を想定する。

 フロムスクラッチとの協業では、ネット上での採用広告の効率化を想定する。企業の採用Webページを閲覧した利用者の閲覧履歴に応じて求人広告の内容を変える、といった運用が可能になる。今後も研修や福利厚生といったサービスの企業と協業する。協業企業を増やして、「人材業務の業界共通のプラットフォームを目指す」(加藤副社長)。

 まず採用管理モジュールを同日から提供。人事管理や勤怠管理を2月以降に順次提供する。採用管理モジュールの料金は無料。その他のモジュールの料金は利用者1人当たり月額数百円程度にする予定。