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 金融庁は2016年1月18日、Webサイト(www.fsa.go.jp)がサイバー攻撃の一種である分散サービス妨害(DDoS)攻撃を受け、断続的にアクセスしにくい状況になっていることを明らかにした。国際的ハッカー集団「アノニマス」を自称するアカウントから、サイバー攻撃に関する声明が出ているという。

 金融庁の説明によれば、午前8時頃に内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)から「『アノニマス』とみられるアカウントから犯行声明が出ている」との連絡を受けた。その後、実際にDDoS攻撃を受けていることを確認。庁内外からWebサイトに接続しにくい状況が続いたが、午前10時頃までにいったん解消した。

 だが、午後3時頃からまたWebサーバーの負荷が上がり、再びサイトに接続しにくい状況に陥った。午後6時時点ではこの状況が続いており、復旧の目処は立っていないという。

 DDoS攻撃の影響を受けているのは「www.fsa.go.jp」配下のサイト。金融庁本庁の発表資料や、金融庁に属する証券取引等監視委員会(SEC)のサイトなどが閲覧しにくい状況になっている。現時点では、金融庁が運営する「有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(EDINET、disclosure.edinet-fsa.go.jp)」には影響は出ていない。

 2015年後半から日本の官公庁や大企業を標的にしたDDoS攻撃が相次いでおり、2016年1月12日には日産自動車グループもDDoS攻撃を受けてWebサイトの全面停止に追い込まれている(関連記事:日産グループのサイトがDDoSで全面停止、「アノニマス」のサイバー攻撃か)。