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アフターサービス用ERPパッケージ「ServAir」
アフターサービス用ERPパッケージ「ServAir」
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 横河電機の子会社で制御事業を担う横河ソリューションサービスは2016年1月19日、アフターサービス用ERP(統合基幹業務システム)パッケージ「ServAir(サーブエアー)」を発表した。出張修理や定期点検といった製品販売後のサービスに関わる一連の業務を一元管理し、サービスの効率化や品質向上を支援する。1月29日から順次提供する。

 ServAirは、利用者からの依頼を受け付けるコールセンターやサービス拠点、修理工場、本社などにおけるアフターサービス業務に必要な一連の機能を提供する。サービス機能として、(1)出張修理用の「フィールドサービスモジュール」(コール受付、作業報告、BIツールなど)、(2)定期点検用の「メンテナンスサービスモジュール」(点検計画、納入品管理など)、(3)引き取り修理用の「センドバックサービスモジュール」(修理受付、代替品管理など)の三つを用意。加えて、本社向けに販売管理、購買管理、在庫管理のモジュールを提供する。

 「現状では、顧客への納入履歴や修理履歴、作業計画、要員や部品の状況といったアフターサービスに必要な情報を個別に管理しているケースが大半。IoT(Internet of Things)で個々の製品や部品からデータを得られても、そこから先につながっていない。ServAirを使うと情報を一元管理でき、サービスプロセスの効率化や品質向上、さらに予防保守のような提案ビジネスにつなげることができる」と、横河ソリューションサービス ERPビジネス本部ソリューション2部の大田努部長は話す。

 ServAirは、横河電機の保守サービスシステムを基にパッケージ化したアフターサービス用ERP「ESCORT」の後継製品。ESCORTは22社・550サイトへの導入実績がある。大田部長は、今回新たに製品を投入した背景を「アフターサービス製品に対する引き合いはこの2、3年で増えており、メーカー以外からのニーズもある。ESCORTは親会社のシステムを基にしているのでメーカー向けで、投入して約10年がたっており開発環境が柔軟でないなどの課題があった」と説明する。

 ESCORTでは検索条件や一覧表示など変更する際にカスタマイズ作業を必要としたが、ServAirでは設定を変更すればよい。「メーカー以外の卸や小売り業が利用する場合も、設定を変えれば対応できる。導入期間はESCORTの半分となった」(大田部長)。スマートフォンやタブレットなどモバイルにも対応。クラウド形式での提供も予定している。既存システムとの連携も可能だ。

 第一弾として提供するのは、ワークフローなどの共通機能とフィールドサービスモジュール。その他のサービス機能やメーカーなどに向けた機能は2016年中に順次提供していく。フィールドサービスモジュールの価格は450万円から(100ユーザーまで)。ESCORTは直販が中心だったが、ServAirは販売対象が広がるためパートナー制度を作り、間接販売を中心にしていく計画だ。