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写真1●豪アトラシアンのプレジデント、ジェイ・サイモンズ氏
写真1●豪アトラシアンのプレジデント、ジェイ・サイモンズ氏
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写真2●アトラシアンの製品群
写真2●アトラシアンの製品群
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写真3●日本法人のスチュアート・ハリントン代表取締役
写真3●日本法人のスチュアート・ハリントン代表取締役
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 アトラシアンは2016年1月26日、海外/国内の事業状況に関する説明会を開催した。同社は、プロジェクト管理の「JIRA」をはじめ、チームの共同作業を支援するツールを手掛ける。既に、国内でも1000社ほどの企業に同社製品が活用されているという。今後は、チャットと各種ツールを連携させて開発作業を効率化する「ChatOps」などをキーワードに、国内企業の生産性向上に寄与したいとした。

 「チームワークは非常に複雑化している。働く場所が分散し、情報があふれ、社会の変化が早く、デバイスも多様化しているからだ」。豪アトラシアンのプレジデントを務めるジェイ・サイモンズ氏はこう話す(写真1)。JIRAや文書管理の「Confluence」、チャットの「HipChat」、ソフトウエア開発を効率化する「Bamboo」「Bitbucket」などのツールをそろえることで、複雑化した仕事をシンプルにし、作業を効率化することを目指す(写真2)。ソフトウエア開発に携わる人をはじめ、人事や経理、営業など様々な職種の人が共同作業に利用しているという。

 例えばソフトウエア開発なら、HipChatとBamboo/Bitbucketを連携。ソフトウエアのビルドで表示された警告をチャット上で確認したり、ソースコードのレビューを他のメンバーにチャットで依頼したりといった活用をすることで、開発作業を大幅に効率化できるとアピールした。

 有償版を利用している企業数は、約5万1000社。無償版なども含めれば世界に40万社の顧客企業を持つ。例えば、米テスラモーターズなどがアトラシアンの製品を活用する。2015年には、米NASDAQへの上場も果たした。

 日本法人のスチュアート・ハリントン代表取締役も登壇(写真3)。日本の労働生産性が、OECD(経済協力開発機構)加盟34カ国中21位にとどまるといった調査結果を紹介しながら、生産性向上の必要性を訴えた。