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 IBMは2016年2月22日(米国時間)、オブジェクトストレージ「Cleversafe」を同社のクラウド上でストレージ・アズ・ア・サービスとして提供開始すると発表した。大量の非構造化データを効率よく管理できるCleversafeは、IBMが2015年10月に買収によって手に入れた製品である。

 IBMの年次イベント「IBM InterConnect 2016」に登壇したWPP Coretech Principal Solutions & Enterprise Architectのマーク・ケラー氏は、「Cleversafeはデータを暗号化しスライスしたうえで、複数のサーバーに分散保管する。サイトを分けて保管することで、コンプライアンスの問題を簡素化できる」と利点を説明した(写真)。

写真●WPP Coretech Principal Solutions & Enterprise Architectのマーク・ケラー氏
写真●WPP Coretech Principal Solutions & Enterprise Architectのマーク・ケラー氏
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 サービスは、第2四半期に三つの構成で提供開始される予定。「Nearline」は、アーカイブやバックアップなどアクセス頻度の少ないデータ向け。「Standard」は、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のオブジェクトストレージ「Amazon S3」のインタフェースを、Cleversafeに追加した。「Dedicated」はIBMのデータセンター内の占有サーバー上でCleversafeを稼働させる。

 Cleversafeに限らず、IBMはオンプレミスで実績のあるソフトのクラウド化を進めてきた。IBM SVP of Cloudのロバート・ルブラン氏は、「2015年中に、関連ソフトのクラウド化を100%完了した」と話す。ハイブリッドクラウドを推進するIBMは、オンプレミスとパブリッククラウドのどちらでも同じソフトが動く環境を用意し、AWSなどクラウド専業ベンダーと差異化したい考えだ(関連記事:ハイブリッドクラウドでAWS追撃、IBMとヴイエムウェアが戦略提携)。