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 米Appleと米当局のiPhoneロック解除を巡る対立が注目される中、ブラジルで米Facebook幹部が当局の情報開示要請に応じなかったとして身柄を拘束されたと伝えられている。

 複数の米メディア(New York TimesBloombergなど)の報道によると、ブラジル連邦警察は現地時間2016年3月1日、Facebook中南米事業担当バイスプレジデントのDiego Dzodan氏を拘留したと発表した。Facebook傘下のメッセージングサービス「WhatsApp」上で薬物密売に関して使われたアカウントの情報を開示するようセルジッペ州の裁判所が繰り返し求めたが、Facebookは情報を提供しなかったという。拘留期限は最大30日間だが、「延期される可能性もある」としている。

 Facebookは昨年12月にも、ブラジルでWhatsAppが一時遮断措置を受けている。その際も犯罪捜査に関連する情報開示要請に応じなかったとして、サンパウロ州の裁判所が48時間の一時サービス停止命令を下した。12月16日深夜にWhatsAppが遮断されると、多数のユーザーや技術企業から批判の声が一気に上がり、12時間後には上位裁判所が「WhatsAppの怠慢によって数百万人のユーザーが影響を受けることは理にかなっていない」としてサービス停止命令を覆した(関連記事:WhatsApp、ブラジルで48時間のサービス停止命令、わずか半日で撤回)。