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 米Amazon.comがまもなく発表する、電子書籍端末「Kindle」の新モデルは、バッテリーを備える専用カバー(保護ケース)とともに発売される見通しだ、と複数の米メディア(The VergeBusiness Insiderなど)が現地時間2016年4月5日に、米Wall Street Journalの記事を引用して伝えた。この新しい専用カバーにより、Kindleのバッテリー駆動時間は長くなり、同時にKindleの本体は従来モデルに比べ薄くなるという。

 またWall Street Journalは事情に詳しい別の関係者の話として、Amazon.comは米シリコンバレーにあるハードウエア研究開発部門「Lab126」で、太陽光発電で充電できるバッテリーを搭載するKindle用カバーも開発していると伝えている。ただし、こちらの製品については「近い将来には発売されないもよう」とその関係者は話している。またAmazon.comのハードウエア研究開発部門では、新型Kindleを「Whiskey」、そのバッテリー搭載カバーを「Soda」、太陽光発電付きカバーを「Sunkiss」とのコードネームで呼んでいるとWall Street Journalは伝えている。

 Kindleの新モデルについては、前日にAmazon.comのJeff Bezos最高経営責任者(CEO)が自身のTwitterアカウントへの投稿で言及したと伝えられた。同氏は現地時間4月4日付のツイートで、「まったく新しい、Kindleの最上位機種の準備がほぼ整った。第8世代。詳細は来週」と述べていた(関連記事:Amazon、まもなく「Kindle」の新モデル発売か、CEOがTwitterで言及)。

 Bezos CEOがTwitterでAmazon.comの製品に関する情報を発信するのは珍しいこと。米Seattle Timesは、今回のTwitterへの投稿はKindleが同氏にとって重要なハードウエア製品であることを示していると伝えている。

 電子書籍専用端末はその市場が停滞していると言われるが、KindleシリーズはAmazon.comの売れ筋ランキングで上位を占めている。Kindleは同社創業時からの書籍販売事業と直接関連する電子機器であり、同社初の自社ブランド機器でもある。KindleはBezos CEOや同社社員にとって特別の思いがある製品のようだと米CNETの記事は伝えている。