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 米Yahoo!が現地時間2016年4月19日に発表した同年第1四半期の決算は、減収赤字となったが、市場予想には届いた。

 米国会計原則(GAAP)ベースの売上高は10億8700万ドルで前年同期から11%減少した。提携企業に支払う手数料(TAC)を除くと前年同期比18%減の8億5900万ドルとなる。

 GAAPベースの純損失は9900万ドルで、1株当たり純損失は0.10ドル。前年同期は2100万ドルの黒字で、1株当たり純利益は0.02ドルだった。特別費用を除いた非GAAPベースの場合、1株当たり純利益は0.08ドルとなる。同条件の前年同期の1株当たり純利益は0.15ドルだった。

 米メディアの報道(Bloomberg)によると、アナリストらはTACを除いた売上高を8億4650万ドル、特別費用を除いた1株当たり利益を0.08ドルと予測していた。

 検索広告収入は前年同期比9%減の4億9200万ドルだった。ペイドクリックは同約21%減少したが、クリック単価は同約7%上昇した。ディスプレイ広告による収入は前年同期比1%増の4億6300万ドル。広告販売数は同約8%増加し、広告単価は同約6%低下した。

 同社が戦略的に重視する「Mavens」事業( モバイル、ビデオ、ネイティブ、ソーシャル広告の総称)の合計売上高は3億9000万ドルで前年同期比7%増加した。

 Marissa Mayer最高経営責任者(CEO)は、可能性のある戦略的選択肢に向けて大きく進んでいるとし、「株主にとっての最優先課題に私と幹部チーム、取締役会は一致協力している」と述べた。また、同社取締役会が結成した、社外取締役から成る委員会が、ネット事業などの逆スピンオフと並んで、さまざまな選択肢を引き続き検討すると報告した。

 Yahoo!の中核事業に対する買収案の第1回提出期限である4月18日時点で、米Verizon Communicationsやプライベートエクイティファンドの米TPGなどが応札したと伝えられており、中でもVerizonが最有力と見られている(米New York Times)。

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