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 米Amazon Web Servicesは2016年4月19日(米国時間)、米シカゴで開催中のプライベートイベント「AWS Summit Chicago 2016」で、プラットフォーム自動更新やアプリケーション移行支援の新サービスに加え、既存サービスの機能追加・ラインナップ拡充を次々と発表した。

 プラットフォーム自動更新サービスは「Managed Platform Updates for Elastic BeansTalk」。同日に提供を始めた。これは、ユーザーの設定に基づき、アプリケーションを稼働させるプラットフォームを自動的に更新するもの。更新する際は、従来のプラットフォームとは別に、新しいプラットフォームを構築したうえで切り替え、従来のプラットフォームを削除する。この方式はイミュータブルデプロイメントと呼ばれ、障害が起こりにくいという。

 アプリケーション情報収集の新サービスは「AWS Application Discovery Service」。AWSへのアプリケーション移行計画を立てるうえでの材料となる、アプリケーションの情報を、オンプレミス(自社所有)環境から自動収集するもの。サーバー、ストレージ、ネットワーク機器から、設定情報や利用状況データを専用データベースに収集し、アプリケーションのリスト、アプリケーション同士の相互依存関係、性能プロファイルを表示する。具体的なリリース時期は公表しなかったが、AWSの公式ブログで「まもなく使えるようになる」としている。

 既存サービスの機能追加・ラインアップ拡充については、外付けストレージサービスEBSの新ラインアップ「スループット最適化HDD(st1)」「コールドHDD(sc1)」を発表し、同日に提供を開始した。スループット最適化HDD、コールドHDDとも、SSDより安価なHDDを使いつつスループットを高めたものだ。料金は前者が1GB当たり0.054ドル/月、後者が1GB当たり0.03ドル/月である。

 このほか、マルチデバイス環境向けID管理・データ同期サービス「Amazon Cognito」でユーザー管理機能を強化したのに加え、ストリーミングデータ処理サービス「Amazon Kinesis」では検索・分析エンジンAmazon Elasticsearch Serviceにデータ配信を可能にするなどの機能強化を図った。さらに、スマートデバイス向けテスト環境サービス「AWS Device Farm」において、リモートで端末画面を操作するとリアルタイムに反応結果が表示されるインタラクティブ操作の機能を追加した。