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米インテル、クライアント・コンピューティング事業本部副社長兼ビジネス・プラットフォーム事業部長のトム・ガリソン氏
米インテル、クライアント・コンピューティング事業本部副社長兼ビジネス・プラットフォーム事業部長のトム・ガリソン氏

 インテルは2016年4月21日、「第6世代Core vProプロセッサー」を国内で発表した。対応端末を使うことで、新しい認証機能の「Authenticate」を利用できるようになる。同社は単純な処理性能向上だけでなく、セキュリティの高さをアピールした。

 Authenticateは複数の認証方式を組み合わせるセキュリティ機能。PINコードによる認証や、登録済みデバイスが近くにあるかチェック、指紋などの生体認証など、異なる認証方式を組み合わせてセキュリティを高める。IDやパスワードによる認証を、Authenticateを使った認証に置き換えて利用することができる。認証に使う情報は、端末のハードウエアに暗号化して保存するため、ソフトウエアによる改ざんはできないという。

 例えば、スマートフォンなどの携帯端末とvPro搭載マシンをBluetoothを使って通信。そのスマートフォンが近くにあるかをチェックし利用者を認証する仕組みを実現できる。また、端末の通信元情報(IPアドレスなど)をチェックし、特定の条件に当てはまらない端末からのアクセスを防ぐといったことも可能だ。

 Authenticateでどのような認証方式を利用するかや組み合わせは、利用者が選択できる。Authenticateそのものの利用に、ライセンス料などは必要ない。インテルはSDK(ソフトウエア開発キット)などを端末メーカーに提供する。

 インテルによると、情報漏洩被害のうち半数以上が、IDやパスワードの盗難が原因だという。複数の認証を組み合わせることで安全性を高める。利用できるOSはWindows 7、8、10。現在インテル社内で試験運用しており、2016年後半から提供を開始する。

 米インテル クライアント・コンピューティング事業本部副社長兼ビジネス・プラットフォーム事業部長のトム・ガリソン氏は、登録済みスマートフォンか近くにあるかをBluetooth経由で確認する認証方式と、指紋認証を組み合わせた場合について実演した。一般にセキュリティを強固にすれば認証手順は複雑になりがちだが、同氏は「Authenticateを使えばセキュリティレベルは高まり、ログイン操作は楽になる」と操作性の高さを強調した。

 インテルは合わせて「Unite」の紹介をした。UniteはvProマシンを中継機として、複数の端末が画面共有するためのソフト。ガリソン氏は「一般に、会議室に入ってから会議が始まるまで、平均8分かかっている。しかし当社では、Unite導入で2分に短縮できた」と話す。Windowsのほか、Mac OS XやiOSでも可能。Androidにも対応する予定だ。

 企業のワークスタイルが変化し、端末を持ち運ぶ機会が増え、会議室以外でも画面共有したいという需要が高まっているとし、AuthenticateやUnite導入の効果をアピールした。