PR
図1●「LINE Pay」の外貨両替メニュー
図1●「LINE Pay」の外貨両替メニュー
[画像のクリックで拡大表示]

 LINE子会社のLINE Payは2016年4月21日、韓国の大手銀行である新韓銀行が同国内に設置するATM(現金自動預け払い機)で出金できる新サービスを開始したと発表した(図1)。韓国を訪問する日本人旅行者は、決済サービス「LINE Pay」のチャージ残高をウォンに両替して引き出せるようになる。新サービスは、LINE Payと新韓銀行が2015年10月に締結した業務提携の第1弾施策という位置づけだ。

 LINE Payユーザーは24時間365日、新韓銀行が韓国国内に設置する7000台以上のATMで、ウォンへの両替・出金が可能になる。ATMは日本語表示に対応しており、近くのATMを地図表示する機能も使えるようにするという。

図2●「LINE Pay」の外貨両替で発行する予約番号
図2●「LINE Pay」の外貨両替で発行する予約番号
[画像のクリックで拡大表示]

 具体的な流れは次のとおりだ。LINE Payの外貨両替メニューを選択し、ATMで使う暗証番号を設定すると予約番号が生成される(図2)。その後、新韓銀行のATM画面で予約番号、暗証番号、両替金額を入力すると、ウォンを引き出せる。新韓銀行側が、入力された暗証番号を基にLINE Payユーザーの口座残高を確認、不足がなければ出金する仕組みだ。予約番号の生成後、24時間以内に両替を完了させる必要がある。

 LINEは2016年3月に開催した「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」で、ジェーシービー(JCB)との提携による「LINE Pay カード」の発行開始、LINE Payのチャージや決済の提携先拡大を発表するなど、LINE Payの活用シーン拡大に力を入れている。今回の新韓銀行との取り組みで、海外での活用も促進したい考えだ。

 韓国では2015年後半から、大手金融機関によるFinTech施策が本格化している。新韓銀行は今回の協業で、日本人観光客の両替ニーズの取り込みを図る。