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 NTTグループは2016年5月11日、トライアスロンの国際大会で観戦者などに向けたIT(情報技術)サービスを始めると発表した。スマートフォン(スマホ)の公式アプリを通じて競技の模様を映像配信したり大会概要を紹介したりする。サービス強化のため出場選手の位置情報などを収集・活用するシステムの開発も検討する。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックではゴールドパートナーを務めており、グループを挙げてスポーツのIT化への取り組みを強化する。

 国際トライアスロン連合(ITU)や日本トライアスロン連合(JTU)とグローバルパートナー契約を結んだ。まず、今月14日・15日開催の世界トライアスロンシリーズ横浜大会向けにサービスを提供する。

 具体的にはパラリンピック出場を目指す選手が出場する「エリートパラトライアスロン」を対象に、公式アプリへ競技映像を無料配信する。大会運営に携わるスタッフの位置情報をクラウド上で管理し業務の効率化につなげるシステムも利用してもらう。

 公式アプリには競技の一般参加者が自分の成績やトレーニング状況などの管理機能を順次追加する予定。今後の大会では、出場選手にセンサーを身に付けてもらい位置情報や速度などのデータを収集することも検討していく。選手の競技力向上や観戦者が競技を楽しむための情報提供などにつなげる。