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Credit: Business Wire
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 中国Lenovo Group(聯想集団)は現地時間2016年6月9日、米Googleの3次元(3D)視覚認識プラットフォーム「Tango」をベースにした新しいスマートフォン「PHAB2 Pro」を発表した。消費者向けのTangoスマートフォンとしては世界初となる。希望小売価格は499ドルで、9月より世界に向けて順次リリースする。

 Tangoは、Googleが「Project Tango」の開発コード名で取り組んでいた技術で、動作や空間および配置を立体的に認識する人間の視覚と同様の能力をモバイルデバイスに与えることを目指す。2014年2月に開発プロジェクトを公表し、同年末までに開発者向けデバイスをリリースした。GoogleとLenovoは2016年1月に、LenovoがTangoベースのスマートフォンを開発中であることを明らかにしていた(関連記事:LenovoとGoogle、3D視覚認識するTangoスマホを今夏リリースへ)。

 PHAB2 Proは6.4インチのQHD(解像度1440×2560ドット)ディスプレイを搭載し、CPUは米Qualcommの「Snapdragon 652」プロセッサを採用する。

 800万画素のフロントカメラ、1600万画素のリアカメラを備える。米PCMagによると、1600万画素カメラの下に深度センサー、モーショントラッキングセンサー、フィッシュアイカメラが並び、これにより被写体の立体認識を可能にする。

 オーディオ機能は、立体的な音響空間を構築するための「Dolby Atmos」と5.1チャンネル録音を可能にする「Dolby Audio Caputure 5.1」をサポートする。3基のマイクを内蔵する。

 メモリーは4Gバイト、ストレージは64Gバイト。指紋認証技術を実装し、バッテリーは4050mAh。カラーはシャンパンゴールドとガンメタルグレイの2種類を用意する。

 Googleは、Tangoベースのスマートフォンで、購入を検討している家具の3Dオブジェクトを部屋に配置してレイアウトやサイズを確認したり、家に侵入してきたバーチャルエイリアンと闘うゲームを楽しんだりといった利用法を提案している。将来的には博物館やショッピングモール内のナビゲートといった活用も考えており、今年の2月にはスペインのカタルーニャ美術館でナビゲーションの実験を行った。

 またLenovoは、Tangoに対応していない下位機種の「PHAB2 Plus」および「PHAB2」も同時に発表した。1300万画素のリアカメラを2基備えるPHAB2 Plusは希望小売価格が299ドル。エントリーモデルのPHAB2は希望小売価格199ドル。PHAB2 Proと同様、9月よりグローバル向けリリースを開始する。

[発表資料(Lenovoのプレスリリース)]
[発表資料(Googleの公式ブログ)]