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写真1●6月7日に開催されたアジア・アントレプレナーシップ・アワード(写真提供:アジア・アントレプレナーシップ・アワード)
写真1●6月7日に開催されたアジア・アントレプレナーシップ・アワード(写真提供:アジア・アントレプレナーシップ・アワード)
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 2016年6月5日~7日の3日間、アジアの優れた技術系ベンチャー企業を表彰するイベント「アジア・アントレプレナーシップ・アワード (AEA)2016」が開催された。

 主催は、フューチャーデザインセンターで、共催企業・団体として、三井不動産、東京大学産学連携本部、日本経済団体連合会(経団連)、TXアントレプレナーパートナーズが名を連ねる。以上の主催・共催者は、アジア各国の大学やベンチャー企業インキュベーション施設と連携し、各国における注目企業を選抜した。選抜の対象となるのは、設立5年以内の未上場の技術系ベンチャー企業だ。

 第5回目の開催となる今回は、14の国や地域から27社がノミネートされた。提供する製品やサービスのカテゴリーを見ると、IT以外にも、メディカル、バイオテクノロジー、食品など幅広い分野のベンチャー企業が集まっていることが分かる。

 日本からノミネートされたのは、スタートバーン、Spectee、Blincam、Repertoire Genesisの4社。スタートバーンは、アート作品を対象としたオークションとSNSを組み合わせたサービス、SpecteeはSNSのリアルタイムの動画・画像解析サービス、Blincamは既存の眼鏡に装着するウエアラブルカメラ、Repertoire Genesisはオーダーメイド医療向けの免疫系プラットフォームをそれぞれ提供する。

 イベント最終日の7日には、グループ単位の予選を勝ち上がった企業による準決勝と決勝が行われ、グランプリとそれに続く2社、合計3社が表彰された。評価基準は、事業の革新性、経済的・社会的における影響力、ビジネスの実行力などだった。

 優勝したのは、マレーシアのBorderPass(写真1)。空港での入国審査の手続きをITを活用することで簡略化するサービスを展開する。

 第2位は、ロシアのDRD。臨床現場における即時検査キットを開発し、脳損傷の診断改善および早期発見につなげることを目指している。

 第3位は、台湾のGimer Medical。慢性の背部痛、がん、手根管症候群の痛みを緩和する電気的刺激システムを製造する。

 決勝に残ったのは、上記3社のほか、電動アシスト自転車を開発する中国Beijing Tsinova Technology、毛細血管の血流の3次元画像を可視化する台湾Apollo Medical Optics、有機廃棄物から飼料などへの転用を図る香港Hong Kong Organic Waste Recycling Centreだった。