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RoBoHon(ロボホン)SDKの提供ページ
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 シャープは2016年6月29日、ロボット型スマートフォン「RoBoHon(ロボホン)」のソフトウエア開発キット(SDK)を一般公開した。これまで法人向けに問い合わせベースで提供していたものを、一般ユーザーにも公開した形だ。アプリ自体の開発は、RoBoHonのユーザーでなくても可能。広く多くのユーザーを対象とすることで、今までにないアプリの登場を促す狙いがある。

 RoBoHonの基本ソフトはAndroidを採用しているため、Android向けソフトウエア開発キット「Android Studio」に組み込んで利用する。ドキュメントのほか、ライブラリ、対話シナリオ記述ツールなどから成る。特徴的なのは、「HVML(Hyper Voice Markup Language)」と呼ぶシナリオ記述言語を規定している点。一般的なスマートフォンであれば画面に各種ユーザーインタフェース要素を描画し、これに対しユーザーが画面をタッチして操作する。しかしRoBoHonの場合、基本的に音声による対話になる。このため、基本的な動作としてAndroidアプリケーションの仕組みを知らないとアプリケーションは作成できない。そのうえに、音声をベースとしたRoBoHonならではのアプリケーション記述を付加していくイメージだ。

 またRoBoHonの世界観を守るためのガイドラインを規定している。具体的には5歳の男の子を想定しており、一人称は「ぼく」を使う、子供が使うようなカジュアルで愛嬌のある口調でありつつ、礼儀正しさも保つべきだとしている。基本的にRoBoHonの対話相手はオーナー一人であることを前提とするという。

 ロボット用ソフトとしてよくある「モーションエディター」は付属しない。RoBoHonのモーション(動作)はSDKでは作成できない。サーボモーター同士が干渉するような動作を記述してしまうとRoBoHon自体が壊れてしまう可能性があるためだ。あらかじめ定義された各種動作をHVMLのなかで指定することにより、音声に合わせた動作を実行させられる。