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写真1●MKZ4を組み込んだワイルドミニ四駆。一般的なミニ四駆はもっと小型で高速なため、IoTキット化は「検討しているが今のところ難しい」という
写真1●MKZ4を組み込んだワイルドミニ四駆。一般的なミニ四駆はもっと小型で高速なため、IoTキット化は「検討しているが今のところ難しい」という
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写真2●Cerevo代表取締役CEOの岩佐琢磨氏
写真2●Cerevo代表取締役CEOの岩佐琢磨氏
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写真3●MKZ4はこのようなパーツで提供される。サーボモーターやモータードライバ-、Wi-Fiモジュールなど必要なパーツがそろっている
写真3●MKZ4はこのようなパーツで提供される。サーボモーターやモータードライバ-、Wi-Fiモジュールなど必要なパーツがそろっている
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写真4●工具セット「MKZ4TS」。同社のエンジニアが手間暇かけて性能と価格のバランスが取れた品を選んできたという
写真4●工具セット「MKZ4TS」。同社のエンジニアが手間暇かけて性能と価格のバランスが取れた品を選んできたという
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 ネットワーク家電メーカーのCerevoは2016年6月30日、タミヤの「ワイルドミニ四駆」をスマートフォンなどから操作できるように改造するキット「MKZ4」を発表した(写真1)。出荷開始は7月中旬で、同社のオンラインサイトから予約できる。無線LAN経由でコントロール可能な、一種のIoT(Internet of Things)機器に仕立て上げられる。

 その狙いはIoTの普及促進だ。「IoTの学習キットというと、たいていは数万円する高価なものばかり。かといって、Raspberry PiやArduinoといった単体のマイコンボードを購入しても、何をしていいのかわからない。それに引き替え、明確な目的があれば学習は容易になる」(代表取締役CEOの岩佐琢磨氏、写真2)。

 Cerevoはこれまで、DMM.make AKIBAと共同でワイルドミニ四駆を改造するワークショップを3回開催。発表後10分程度でチケットが売りきれるほどの人気だったという。親子での参加が多く、小学生でも十分作成可能であることを確認できたという。さらにワークショップ開催後には「次回開催はいつか」「教材の販売はないか」「学校の授業で取り入れたい」などの問い合わせが届いた。そこでキットとしての販売に踏み切った。既に日本工学院専門学校が授業への採用を決めているという。

 基本はサーボモーターで前輪のステアリングを動かし、モータードライバーで後輪を駆動する。ワイルドミニ四駆はステアリングがないため、プラスチック部品なども合わせて提供する。こうしたプラスチック部品はワークショップの時点では3Dプリンターで作成していたが、今回の製品化に当たり金型を起こして設計をし直している。

 改造キット単体である「MKZ4」の価格は5980円(写真3)。必要な電子部品だけでなく、ネジやドレスアップ用のデカール、簡易マニュアルなどが付属する。また無線LANモジュールにプログラムを書き込む際に必要となる書き込みキット「MKZ4WK」を1980円で別売する。「例えば授業などで使う場合、書き込みキットは一人一台持つ必要はない」(同氏)ため、別売にした。なおUSB-シリアル変換アダプターを持っていれば本来は不要になる。まったくの初心者が使うことも想定しているため、はんだごてやこて台などの工具のセットである「MKZ4TS」も用意した(写真4)。価格は9980円。

 教育用途を意識しているため、改造キット20台+書き込みキット1台のアカデミアパックも用意。価格は9万2754円。さらに発展させるための詳細を解説したKindle版の電子書籍も1000円で発売する。このあたりも教育用を意識した構成になっている。