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 米HP Inc.は現地時間2016年6月30日、法人向けにパソコンをサブスクリプション方式で提供する新たなサービスを発表した。同社は新サービスを「デバイス・アズ・ア・サービス(DaaS:Device as a Service)」と読んでいる。企業は一定の月額利用料でパソコンと関連サービスを導入できる。

 米HP Inc.は2015年11月の米Hewlett-Packard(HP)分社化により誕生し、旧HPのパソコンおよびプリンター事業部門を引き継いだ。同社はこれまでも様々なサポートやサービスを定額制で提供していたが、パソコン購入については製品代金を支払う必要があった。

 HP Inc.の新サービスでは、パソコンの導入作業、サポートなどの関連サービス、ソフトウエアのアップデートもHP Inc.が手がける。企業はより短い期間で新しいハードウエアに切り替えることができ、買い換えのタイミングやデバイス管理を案じる必要がなくなる。

 企業はITコストを予測しやすくなり、IT管理スタッフを減らせるので理論上はコスト削減になる。しかし、デバイスの全管理をHP Inc.に委ねるため、柔軟性が低下し、場合によっては割高になる可能性もあると米メディア(米Computerworldなど)は指摘している。

 パソコンの買い替えサイクルが減速する中、新サービスはHP Inc.が長期にわたって安定した売上高を得るための1つの手段になりうる。同社は出力関連サービスを組み合わせる可能性もある(米PCWorldの報道)。

 米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)によると、HP Inc.は新サービスをパソコンだけでなく、タブレット端末やスマートフォンにも拡大する計画という。

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