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 米Facebookは現地時間2016年7月8日、動画のライブ配信機能「Live Video(ライブ動画)」のコミュニティ規定について説明した。黒人射殺事件など生々しい動画のライブ配信が物議を醸していることを受けたもの。

 Facebookは、「Live Videoによって、誰かの人生の最高の瞬間を見られる一方、最悪の出来事の目撃者になる可能性がある。Live Videoは、危機的状況に陥った時、事件を記録したり救助を要請したりするための強力なツールにもなる」と述べ、そうしたLive Video特有の課題を認識しており、責任ある手法をとることが重要だと考えていると強調した。

 そのため、問題があると思われる動画をユーザーが簡単に報告できるようにしており、24時間体勢で対応するチームを設置しているという。

 報告があったライブ配信は、監視チームによってコミュニティ規定違反と判断された場合、削除される。暴力的なシーンや現場写真などを含むコンテンツは判断が難しく、文脈と度合いによって措置を決定する。例えば、発砲事件の目撃者がLive Videoを使ってその様子を配信し、注意喚起のためや狙撃犯を見つけるためであるなら許可する。しかし、犠牲者を嘲笑したり、犯行を賞賛したりする目的なら削除する。

 米ミネソタ州では7月6日、車に乗っている黒人男性が警官によって撃たれ、同乗していた女性がその様子をLive Videoで配信した。動画は一時的にアクセスできない状態になったが、その後「過激な描写を含む」との警告付きで視聴可能になった。Facebookは中断の原因を「技術的不具合」とのみ説明したが、この対応を巡って一部で非難の声が上がっている(米Forbesの報道)。

 翌7月7日には、一連の黒人射殺事件に抗議するデモの最中に米テキサス州で発生した警官狙撃事件の様子を、目撃者がLive Videoで配信している(米New York Timesの報道)。

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