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 米Facebookはソーシャルメディア内の「ライブ動画(Live Video)」配信に関して、ネット上で著名な動画投稿者にサービスの利用を働きかけている、と複数の海外メディアが現地時間2016年7月19日までに米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)の記事を引用して伝えた。

 それによると、Facebookは、数カ月にわたり複数のライブ動画を投稿してもらう対価として、総額220万ドル(約2億3000万円)をネットの著名人に支払う。そうした著名人はYouTube、Vine、Snapchat、Instagramなどで多数のフォロワーを抱えているという。

 Facebookのライブ動画への取り組みについては6月に、同社が約140のメディア企業や著名人と契約を結んだとWall Street Journalが伝えていた。同社は一定の契約期間内にメディア企業や著名人からライブ動画を提供してもらい、その対価として総額5000万ドル(約53億円)以上を支払う(関連記事:Facebook、ライブ動画配信でメディアや著名人と5000万ドル超の契約)。

 Facebookはこれまで、米New York Timesや米BuzzFeedなどのメディア企業、米国の五輪代表競泳選手Michael Phelps氏、スター・トレックに出演した日系人俳優のGeorge Takei氏などと契約を結んでいるが、Wall Street Journalの今回の報道によると、そのうちの約15%がネットで活躍する著名人という。最も金額が多いのは、YouTubeでコメディー動画を投稿しているRay William Johnson氏で、同氏は5カ月半にわたるライブ動画の投稿で22万4000ドル(約2400万円)を受け取るという。

 同紙によると「インフルエンサー」と呼ばれるこうしたネットの著名人は、BuzzFeedなどのメディア企業に比べフォロワー数が少ない。だがそのファン層は比較的若い世代で、「いいね!」や「シェア」などの反応が多い傾向にあるという。Facebookは、ユーザーのサービス利用頻度や滞在時間の拡大に向けてライブ動画に力を入れているが、若者のサービス離れを防ぐため、こうした若年ユーザー層の取り込みにも注力していると米CNETは伝えている。