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 米IDCが現地時間2016年8月1日に公表した世界のタブレット端末市場に関する調査によると、同年第2四半期(4~6月)の世界出荷台数(速報値)は前年同期比12.3%減の3870万台となり、前の四半期に続き前年割れとなった。メーカー各社がプロダクティビティ(生産性)用途の端末へと重点をシフトする中、消費者の買い控えが続いているという。

 同年第2四半期の出荷台数をメーカー別に見ると、米Appleが1000万台を出荷し、首位を維持した。これに韓国Samsung Electronicsが600万台で次ぎ、このあと、中国Lenovo Group(聯想集団)の250万台、中国Huawei Technologies(華為技術)の220万台、米Amazon.comの160万台と続いた。

 このうちAppleの出荷台数は前年同期から9.2%減少したが、シェアは1年前の24.9%から25.8%に拡大した。これに対し、Samsungの出荷台数は24.5%減少し、シェアは18.2%から15.6%に縮小した。

 一方で3位以降のLenovo、Huawei、Amazonのシェアはいずれも1桁台だが、出荷台数はそれぞれ前年同期から3.1%、71.0%、1208.9%増加した。このうちAmazonのFireタブレットは約13倍と驚異的な伸びを示したが、これはIDCが前年同期にAmazonの6インチタブレットを統計に加えていなかったことが要因の1つ。ただし、Fireタブレットは価格の低さとAmazonのブランド力が奏功し、好調に推移した。

 Amazonは7月13日にPrime会員向けのセール「Prime Day」を実施していることから、Fireタブレットは第3四半期(7~9月)も伸びるだろうとIDCは予測している。

 IDCはタブレット市場を、「スレート型」と呼ぶ従来型端末と、着脱式キーボードが用意されている「デタッチャブル型」の2つのカテゴリーに分けて分析している。前者のスレート型の出荷台数は減少傾向にあるものの、依然市場全体の75%以上を占めている。一方で後者のデタッチャブル型は急速に伸びている。消費者や企業がプロダクティビティ用途の端末やOSを求めていることを示しているという。

 タブレット端末の出荷台数シェアをOS別に見ると、Androidが65%、iOSが26%、Windowsが残りの数パーセント。この比率は過去数年間変化がなかったが、メーカー各社はスレート型Android端末が伸び悩んでいることへの対策として、Windowsを採用し始めたとIDCは報告している。

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