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写真●椎名雅典 代表取締役副社長執行役員
写真●椎名雅典 代表取締役副社長執行役員
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 NTTデータは2016年8月4日、2017年3月期第1四半期(2016年4月~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比9.4%増の3922億4500万円。全セグメントで増収だった。営業利益は、減価償却方法の変更の影響から原価率が悪化したが、「公共・社会基盤」セグメントが全体をけん引して、全体では前年同期比15.0%増の173億7700万円だった。

 会見に臨んだ椎名雅典 代表取締役副社長執行役員は、「国内外のIT投資は堅調で、好スタートが切れた」と第1四半期を振り返った(写真)。

 増収を大きくけん引したのは「グローバル」セグメントだ。欧州子会社の決算期を統一した影響が増収を後押しして、売上高は前年同期比18.4%増の1452億円だった。営業利益は大型買収関連費用を計上し、前年同期から13.1%減って12億円だった。

 「公共・社会基盤」セグメントは、電力事業者向けの事業で減収だったが中央府省向け事業が好調で、売上高は前年同期比8.0%増で891億円だった。営業利益はプロジェクトの原価率の良く、前年同期比72.6%増の70億円だった。

 「金融」と「法人・ソリューション」セグメントは増収だったが、減価償却方法を定率から定額に変更した影響から原価率が悪化し、営業利益の足を引っぱった。「金融」セグメントは銀行・保険・クレジット業界向け事業が好調で、売上高は前年同期比1.9%増の1186億円。営業利益は同0.9%減で66億円だった。「法人・ソリューション」セグメントは流通・サービス業界向け事業が好調で、売上高は前年同期比9.9%増の977億円。営業利益は1.6%増の60億円だった。

 NTTデータは2016年3月、米デルのITサービス部門を買収すると発表している。椎名副社長は「買収の手続きは順調に進んでいる。2016年の秋頃に買収を完了する予定だ」とし、中期経営計画と2017年3月期の連結業績予想を買収後に修正すると話した。

 第1四半期決算の時点では、2017年3月期の連結業績予想を売上高が前年同期比2.2%増の1兆6500億円、営業利益が同4.1%増の1050億円と据え置いた。英国の欧州連合(EU)からの離脱や円高については「現時点で予想を修正するほどの影響はないが、楽観視はしていない」(椎名副社長)という。