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 米Appleが、マシンラーニング(機械学習)やAI(人工知能)の技術を手がける、米シアトルの新興企業、Turiを買収したと、米Wall Street Journal米AppleInsider米Recodeなどの海外メディアが現地時間2016年8月5日までに報じた。

 詳細については明らかになっていないが、この話題を最初に伝えたシアトルのテクノロジーニュースサイト、Geekwireによると、買収金額は2億ドル(約204億円)という。Appleは、Turiの技術を音声アシスタントサービス「Siri」や、定額制音楽配信サービス「Apple Music」、アプリ配信サービス「App Store」などに利用する可能性があるとAppleInsiderは伝えている。

 Turiはかつて「Dato」や「GraphLab」の名称で知られていた企業。最高経営責任者(CEO)のCarlos Guestrin氏は、米Amazon.comのJeff Bezos CEOの寄付によって設けられた、ワシントン大学のマシンラーニング教授職に就いた人物。同氏はコンピュータ科学・エンジニアリングの准教授でもあると、Wall Street Journalは伝えている。Turiはマシンラーニングのプラットフォームやレコメンデーション(推奨)エンジン、感情分析、解約予測、クリックスルー予測などに使うソフトウエアを手がけており、いずれもAppleにとって重要な技術になる可能性があると見られている。

 AppleはこうしたAI技術の分野に関心を示している。今年1月には、人の顔の表情を分析し、感情を読み取るAI技術の米新興企業、Emotientを買収したと報じられた(関連記事:AppleがまたAI企業を買収、「顔の表情分析し、感情を認識」)。また昨年10月には、ディープラーニング(深層学習)を用いた画像認識システムを開発する米Perceptioや、音声認識技術を手がける英VocalIQを買収したとも伝えられている(関連記事:Apple、またもやAIの新興企業を買収、画像認識手がけるPerceptioニュース - Apple、AI関連で英ベンチャー買収、「Siri」強化が狙いか)。