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 中国Alibaba Group(阿里巴巴集団)が現地時間2016年8月11日に発表した同年4~6月期の決算は、市場予想を大幅に上回る好業績となった。引き続き中国小売り販売事業がけん引し、動画サイト「Youku Tudou(優酷土豆)」など買収統合した事業が好調だったほか、クラウド事業も大きく伸びた。

 総売上高は321億5400万人民元(48億3800万ドル)で前年同期と比べ59%増加した。中核のオンライン小売り販売事業が同47%増の272億4100万人民元(40億9900万ドル)、「Alibaba Cloud」を手がけるクラウドコンピューティング事業が同156%増の12億4300万人民元(1億8700万ドル)、Youku Tudouを含むデジタルメディアおよびエンターテインメントは同286%増の31億3500万人民元(4億7200万ドル)だった。

 純利益は71億4200万人民元(10億7500万ドル)で前年同期から77%減少し、希薄化後1株当たり利益は2.94人民元(0.44ドル)で同75%縮小した。なお前年同期はAlibaba Pictures(阿里巴巴影業)関連の投資などで274億3400万人民元の特別利益を計上していた。特別項目を除いた場合の純利益は同28%増の121億8700万人民元、希薄化後1株当たり利益は同33%増の4.90人民元となる。

 米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)の報道によると、アナリスト予想の平均は特別項目を除いた1株当たり利益が4.17人民元、売上高が301億7000万人民元だった。

 中国について見ると、小売り販売サイトの売上高は233億8300万人民元で前年同期比49%増加、そのうちモバイルによる売上高は同119%増の175億1400万人民元で、中国小売り販売事業の75%を占めた。

 中国小売り販売の総取引額(GMV)は8370億人民元で前年同期比24%増加。そのうちモバイルGMVが占める割合は75%となり、前期の73%、前年同期の55%から着実に拡大している。

 2016年6月末時点の年間アクティブバイヤーは前年同期比18%増の4億3400万人。月間モバイルアクティブユーザー(MAU)数は同39%増の4億27000万人だった。

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