PR

東京サマーランドが来場者の表情認識などで活用

 基調講演ではCognitive Servicesを活用したデモを実施した。スマートフォンのカメラを人物に向けると、顔の情報をパブリッククラウドサービスの「Microsoft Azure」に送る。Azure上の画像認識や感情認識といったサービスを使って性別、年齢、表情を読み取る(写真3)。

写真3●スマートフォンとAzure上の画像認識や感情認識といったサービスを連携して、性別、年齢、表情などを判断する
写真3●スマートフォンとAzure上の画像認識や感情認識といったサービスを連携して、性別、年齢、表情などを判断する
[画像のクリックで拡大表示]

 例えば小売店では過去の来店履歴などのデータと連携し、ウエアラブル端末に既存顧客かどうかなどの情報を送れる(写真4)。「今月2回来店してくれた優良顧客に対し、その情報を把握したうえで接客できる」(日本マイクロソフト業務執行役員エバンジェリストの西脇資哲氏)。

写真4●過去の来店情報などもウエアラブル端末に表示する
写真4●過去の来店情報などもウエアラブル端末に表示する
[画像のクリックで拡大表示]

 Cognitive Servicesの実用例として、東京サマーランドの取り組みも紹介した。同社は施設内の監視カメラなどを使って来場者の数や性別、年齢、表情などを分析している(写真5)。

写真5●東京サマーランドの活用事例。Cognitive Servicesを使い、来場者の数や性別、年齢、表情などを分析している
写真5●東京サマーランドの活用事例。Cognitive Servicesを使い、来場者の数や性別、年齢、表情などを分析している
[画像のクリックで拡大表示]

 Skypeのチャットボット(会話に自動応答する機能)と連携して、音声による文字入力などで来客数の予想を質問すると、Azure上の分析サービスによる予測結果も得られる(写真6)。

写真6●Skypeのチャットボットと連携し、音声による文字入力などで来客数の予測結果を得られる
写真6●Skypeのチャットボットと連携し、音声による文字入力などで来客数の予測結果を得られる
[画像のクリックで拡大表示]