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 米Appleは、自動運転車開発プロジェクト計画の一部見直しを行ったと複数の海外メディア(米New York Times米Wall Street Journalなど)が現地時間2016年9月9日までに報じた。

 これに伴い同社はプロジェクトの人員を数十人削減した。Appleの社員はこれについて、「プロジェクトを“再起動”をするため」との説明を受けたという。

 Appleは正式な発表を行っていないが、同社には「Titan」と呼ばれる電気自動車(EV)開発のプロジェクトがあると伝えられている。New York Timesによると、このTitanが本格的に始まったのは今から2年前。その後同社はバッテリーやマシンビジョンの専門家を雇い入れたり、社内の他の部署から人員を集めたりして、プロジェクトは1000人規模の組織に拡大した。だがこうしてプロジェクトが進む中、Appleは数多くの問題に直面した。ここ最近は、この分野におけるAppleの独自性について担当者が答えを見いだせなくなっていたとNew York Timesは伝えている。

 Appleの自動車開発計画については先ごろ、かつて同社でハードウエアエンジニアリング部門を率いていたBob Mansfield氏が、プロジェクトの責任者に任命されたと伝えられた(関連記事:Apple、MacBook Airを手がけた元副社長が自動車プロジェクトの責任者に)。また米Bloombergは今年7月、AppleのTitanプロジェクトはその最優先事項として、EVそのものではなく、自律走行システムの開発へシフトしていると伝えていた(関連記事:Appleの自動車プロジェクト、自律走行技術の開発に注力)。

 なお、Appleはこの自動車開発プロジェクトで一定の成果を挙げているという。同社には完全自律走行の実験車両が多数あり、一般の立ち入りが禁止されている場所で走行試験を行っているとNew York Timesは伝えている(関連記事:Apple、米西海岸で自動運転車の走行試験開始か)。