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 英IHS Markitは現地時間2015年9月20日、米Appleの最新スマートフォン「iPhone 7」の実機を分解して調査した原価分析結果を発表した。希望小売価格649ドルの32Gバイトモデルについて、BOM(Bill of Material:部品表)に基づく部品コストを「219.80ドル」と見積もっている。

 組み立てコスト5ドルを含む原価は推定224.80ドルとなり、前機種「iPhone 6S」の推定原価(2015年12月の最終分析結果)と比べ36.89ドル高い。

 iPhoneの原価比率は従来より上昇しており、IHS MarkitのAndrew Rassweiler上級ディレクターによれば、韓国Samsung Electronicsの最新フラッグシップ機に近い。しかし、Samsungのフラッグシップ機と比べてiPhone 7は依然、利ざやが大きいという。

 iPhone 7は、ディスプレイのサイズは前機種から変わらないが、より明るく色域も拡大した。また、ホームボタンに「Taptic Engine」を実装し、イヤホンジャックを排除したことなどが特徴。

 部品原価が最も高いのは4.7インチのディスプレイおよびタッチスクリーンモジュールで、IHS Markitは43.00ドルと見積もっている。

 次いで、米Intel製ベースバンドやTDK製アンテナモジュールを含む通信チップを合計33.90ドルと推計。

 独自開発のクアッドコアプロセッサ「A10」は台湾TSMCによる製造で26.90ドル、1200万画素のリアカメラと700万画素のフロントカメラの合計は19.90ドルと見る。

 Taptic Engineやアンテナ、マイク、スピーカーを含むメカニカル関連は16.70ドル、32Gバイトのフラッシュストレージと2GバイトのRAMは合わせて16.40ドル、1960mAhのバッテリーは2.50ドルと推計した。

[発表資料(プレスリリース)]
[発表資料(部品表)]