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 米IBMは現地時間2015年9月20日、人工知能(AI)研究に関する米マサチューセッツ工科大学(MIT)との複数年の提携を発表した。AIの中核的側面を担う「マシンビジョン」の科学研究に共同で取り組む。

 両社提携のもと、「Brain-inspired Multimedia Machine Comprehension(BM3C)」と呼ぶプロジェクトのための新たな研究施設を設置する。IBMの研究部門であるIBM ResearchとMITの脳および認知科学(BCS:Brain & Cognitive Sciences)学科は、聴覚および視覚から入る情報を統合して理解する人間と同様の能力を備えたコグニティブ・コンピューティング・システムの開発を目指す。こうしたしてステムは、ヘルスケア、教育、エンターテインメントなど多数の産業での利用が期待される。

 同研究所では、マシンビジョンにおけるパターン認識や予測手法の課題克服に取り組む。例えば、人間は短いビデオを見て、何が起こっているが容易に理解して説明し、その後の成り行きも想像できるが、こうした能力は現在の機械では不可能だ。

 BM3Cの協業活動は今月中に開始し、BCS学科長であるJames DiCarlo教授が率いる。BCS学科とMITコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究者や大学院生らも参加し、IBMの科学者およびエンジニアと協力する。IBMはコグニティブ・コンピューティング技術「Watson」による成果や技術的知識を提供する。

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