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 米Appleが現地時間2016年10月25日に発表した2016会計年度第4四半期(2016年7~9月)の決算は、引き続き中国での販売が減退し、3四半期連続の減収減益となった。ただし減少速度は鈍化している。

 第4四半期の売上高は468億5200万ドルで前年同期と比べ9%減少した。純利益は90億1400万ドルで同19%減少し、1株当たり純利益は同15%減の1.67ドルとなった。営業利益は同20%減の117億6100万ドル。粗利益率は38%で1年前の39.9%から縮小した。

 アナリストの予測平均は売上高が469億ドル、1株当たり純利益が1.65ドルだった(米Business Insiderの報道)。

 Tim Cook最高経営責任者(CEO)は、「(9月16日に発売した)『iPhone 7』『iPhone 7 Plus』『Apple Watch Series 2』への顧客の反応と、サービス事業の驚くべき勢いに感激している」と述べ、サービス事業が過去最高の売上を記録したことを強調した。

 「iPhone」の出荷台数は前年同期比5%減の4551万3000台で、売上高は同13%減の281億6000万ドルだった。米メディアの報道(米Forbesなど)によると、アナリストらはiPhone出荷台数を4500万台と予測していた

 「iPad」の出荷台数は前年同期比6%減の926万7000台、売上高は横ばいの42億5500万ドル。「Mac」は出荷台数が488万6000台で同14%減少、売上高は57億3900万ドルで同17%減少した。

 App Storeやその他サービスの売上高は63億2500万ドルで、前年同期比24%成長した。「iPod」や「Apple TV」などその他ハードウエアおよびアクセサリーの売上高は同22%減の23億7300万ドルだった。

 地域別の売上高は、米大陸が前年同期比7%減の202億2900万ドル、欧州は同3%増の108億4200万ドル。中国は87億8500万ドルで同30%減少した。日本は同10%増の42億2400万ドル。他のアジア太平洋地域は同1%減の26億7200万ドルだった。米国外の売上高が総売上高に占める割合は62%となる。

 同時に発表した2016会計年度通期(2015年10月~2016年9月)の決算は、売上高が前年度比8%減の2156億3900万ドル、純利益が同14%減の456億8700万ドル、1株当たり純利益は同10%減の8.31ドルだった。

 またAppleは今後の業績見通しについても明らかにした。2017会計年度第1四半期(2016年10~12)の売上高を760億~780億ドルの範囲、粗利益率を38~38.5%の範囲と予測している。

 米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)によると、アナリストらの2017会計年度第1四半期の売上高予測は749億ドルだった。

 iPhoneに対抗する製品として韓国Samsung Electronicsが投入した「Galaxy Note7」が生産中止になったことより、Appleにとってチャンスが膨らむ可能性があると、米Bloombergは指摘している。

[発表資料(プレスリリース)]
[発表資料(財務諸表)]
[発表資料(業績データ)]