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 米Amazon.comは新たなハウスクリーニングサービスの提供に関連し、この分野で経験を持つ人材を募集していると複数の米メディア米The Seattle Times米Business Insider米CNETなど)が現地時間2016年11月7日までに報じた。同社はこのサービスを有料会員プログラム「Amazon Prime」の新たな特典として提供する可能性があるという。

 Amazon.comが掲載した求人情報によると、同社は本社のある米ワシントン州シアトルで「ホームアシスタント」を募集している。その職務はAmazon.comの顧客宅の家事を手助けすること。顧客宅に訪問し、部屋の片付けをしたり、洗濯をしたり、食料品や日用品を補充したりするのだという。

 米メディアによると、この求人欄には当初、対象となる顧客について「Prime会員」と書かれていたが、現在は修正され「Amazonのお客様」という表現になっている。これについて、Amazon.comに取材を申し込んだが、回答は得られていないという。

 だが米メディアは、Amazon.comはPrimeに新たな特典を追加することで、会員拡大を狙っているのではないかと伝えている。米国で年額99ドルで提供しているPrimeでは、都度の送料がかからない急ぎ便配達のほか、映画/TV番組、音楽のストリーミング配信サービス、電子書籍のレンタルサービスなどの特典を用意している。最近では数千万曲の楽曲が聴き放題になる「Amazon Music Unlimited」を開始し、これをPrime会員に割安料金で提供している(関連記事:Amazon.com、新たな音楽ストリーミングサービスを米国で開始)。

 その一方で最近はPrime会員の増加率が低下し始めている。そうした中、さらに顧客に興味を持ってもらう良い方法は特典を増やすことだと、The Seattle Timesは伝えている。

 なおAmazon.comは2015年に「Amazon Home Services」を米国で開始した。これはハウスクリーニングや家の修繕・リフォーム、水道工事といったサービスを仲介するマーケットプレースで、実際にサービスを提供するのは外部の業者。今回のホームアシスタントはAmazon.comが直接雇用する人材であり、このマーケットプレース事業とは異なるようだと米メディアは伝えている(関連記事:Amazon.com、家庭向けサービスの注文件数が毎月2割のペースで増加中)。