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 韓国Samsung Electronicsは現地時間2016年11月14日、自動車部品大手の米Harman International Industriesを約80億ドルで買収することで両社が最終合意したと発表した。Samsungは同買収により、コネクテッドカー市場における地歩強化を図る。

 合意条件のもと、SamsungはHarman株式1株あたり112.00ドルを現金で支払う。これは、前営業日である11月11日のHarman株式の終値に28%を上乗せした水準。2017年半ばの手続き完了を予定している。英Financial Timesの報道によると、Samsungにとって過去最大の外国企業買収となる。

 Samsungは、2025年までに1000億ドル超規模に成長すると見込まれる車載電装品を戦略的優先事項の1つに据えている。現在、3000万台以上の車が、Harmanのコネクテッドカー技術やオーディオシステムを搭載しており、Harmanの過去1年間(2015年10月~2016年9月)の売上高70億ドルのうち、約65%を自動車関連が占めているという。

 Harmanのインフォテインメント、サイバーセキュリティ、OTAアップデート、テレマティクスといった自動車向け技術と、Samsungの第5世代(5G)通信、UX/UIデザイン、ディスプレイ、セキュリティ関連技術を統合し、次世代コネクテッドカーにおける採用促進を目指す。

 また、Harmanのオーディオブランドおよび技術とSamsungのモバイル、ディスプレイ、仮想現実(VR)、ウエアラブルといった電子器機関連の専門知識を組み合わせ、消費者および企業向け製品の強化も図る。Harmanのオーディオブランドには「JBL」「Harman Kardon」「Mark Levinson」「AKG」「Lexicon」「Infinity」「Revel」などが含まれる。

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