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 日立ソリューションズは2016年12月1日、企業の従業員個人と社内組織のパフォーマンス最大に向けた診断や予測ができるソリューション「リシテア/AI分析」を発表した。その第1弾として「組織ストレス予測サービス」と「組織パフォーマンス診断サービス」の販売を2017年2月から順次開始する。

 リシテア/AI分析は、就業管理、工数管理、人材戦略、健康管理などを含む人事総合ソリューション「リシテア」に追加された新ソリューション。人事・労務管理関連の様々なデータを収集する機能を備え、日立グループのAI研究成果とリシテアで培った人事・労務のノウハウを生かした分析が可能である。また個人情報や機密情報を扱うためセキュリティに配慮。「秘文」を中心とするセキュリティ商品で実績のある技術を使い、データを安全、正確に扱えるようにしている。

 組織ストレス予測サービスは、休職者の抑止策を支援する。AI分析でストレスケアが必要な対象者を予測。人事部門や組織のマネージャーなどが早期にストレスケアを実施して休職者数を削減できるようにする。

写真●組織ストレス予測サービスのデモ画面
写真●組織ストレス予測サービスのデモ画面
(出所:日立ソリューションズ)
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 このサービスは、まずコンサルティングによって収集できるデータを整理して分析モデルを作る。そして利用企業に合ったAI分析システム(ソフトウエア)を構築して利用してもらう。AI分析システムは、オンプレミス環境で動作させるのが基本である。料金の一例として、コンサルティングは従業員数1000人を分析対象とする場合で300万円から。ソフトウエア利用料金は月額10万円程度から。開発やシステム構築に関する費用は別途かかる。なお組織ストレス予測サービスは、リシテアを導入せず単独で利用することも可能だ。

 組織パフォーマンス診断サービスは、AIによる分析で社内組織のパフォーマンスを高める要因を抽出。それを基に社内組織を診断して、パフォーマンスを十分に発揮できていない社内組織の改善を支援する。2017年5月に販売開始予定で、提供価格は未定。

 日立ソリューションズが同日開催した発表会では、クロスインダストリソリューション事業部 オフィスマネージメントソリューション本部 リシテア部の橋爪徹雄部長が2つの新サービスの実証実験結果を紹介した。組織パフォーマンス診断サービスを日立ソリューションズ社内で試したところ、「女性の比率が高く、かつ非公式のコミュニケーション施策を十分に活用している組織が、結果的にパフォーマンスが高いことが分かった」(橋爪氏)という。組織ストレス予測サービスは、日立ソリューションズおよび協力した一般企業で実証実験を実施した。結果について橋爪氏は「休職者の53%を予測できた。一般的に休職者は全従業員の1%と言われているので、1万人の企業だと50名を救える可能性が出てくる。休職者数を減らせると、コスト面でも効果があると考えている」と話した。