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 米IBMは現地時間2017年1月19日、2016年第4四半期(10~12月)の決算を発表した。売上高は217億7000万ドルで前年同期と比べ1.3%低下し、19四半期連続の減収となった。しかしアナリスト予測は上回った。為替の影響を除いた場合は同0.7%減収となる。

 米会計原則(GAAP)ベースの純利益は45億100万ドル、希薄化後1株当たり利益は4.72ドルで、それぞれ前年同期の44億6300万ドルと4.59ドルを上回った。特別項目を除いた非GAAPベースの場合、継続事業による純利益は47億7600万ドルで1株当たり5.01ドルとなる。

 アナリストの予測平均は売上高が216億6000万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益が4.88ドルだった(米Forbesの情報)。

 事業別の売上高を見ると、ソリューションソフトウエアやトランザクション処理ソフトウエアを含むCognitive Solutions部門の売上高は52億9700万ドルで、前年同期から1.4%増加した。

 コンサルティングやビジネスプロセスアウトソーシング、アプリケーション管理などを含むGlobal Business Services部門は前年同期比4.1%減の41億2100万ドルだった。

 技術サポートサービスやクラウドインフラサービスなどを含むTechnology Services and Cloud Platforms部門は前年同期比1.7%増の93億800万ドル。

 システムハードウエアやOSを手がけるSystems部門は、売上高が25億3000万ドルで前年同期比12.5%減少した。

 融資サービスなどを含むGlobal Financing部門は前年同期比1.5%減の4億4700万ドルだった。

 同社が「戦略的必須事項(Strategic Imperatives)」と名付ける注力事業(クラウドサービス、ビッグデータ分析、モバイル、ソーシャルネットワーク、セキュリティーを含む)の合計売上高は、前年同期に比べ11%増加し、中でもクラウド事業は33%拡大した。2016年通期では、Strategic Imperativesは前年比13%成長し、総売上高の41%を占めたという。

 また、IBMは2017年通期の業績見通しも明らかにした。非GAAPベースの1株当たり利益を13.80ドル以上、GAAPベースで11.95ドル以上と予測する。

 通期見通しもアナリストの予想平均(非GAAPベースで13.74ドル)を上回ったことなどから、IBMの株価は一時2.9%上昇。しかしその後、2.5%下落している(Business Insiderの報道)。

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