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 ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(以下、HCI)のベンダーである米NutanixのDheeraj Pandey氏(Founder, CEO & Chairman)は2017年1月25日、東京・コンラッドホテルで開催した記者説明会で同社の戦略を披露した(写真)。Pandey氏は説明会で、「企業のITインフラにおけるiPhoneを目指している」と強調した。

写真●米NutanixのDheeraj Pandey氏(Founder, CEO & Chairman)
写真●米NutanixのDheeraj Pandey氏(Founder, CEO & Chairman)
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 HCIは、複数台の汎用サーバーにソフトウエアを組み込むことで、コンピューティング、ストレージ、仮想化環境、ネットワークといった各種機能を統合して利用できるようにしたアプライアンス。NutanixのHCIは、日本国内で約300社・団体の導入実績がある。

 そんなアプライアンスのベンダーが、iPhoneを目指すという言葉にどんな意味を込めているのか。Pandy氏は「iPhoneは当初の『プロダクト』から『プラットフォーム』へと進化した」と話す。つまりiPhoneが多様な外部のクラウドやアプリケーションと連携するプラットフォームになったように、HCIを企業のITインフラにおける有力な「プラットフォーム」にすることを目指しているのだという。

 iPhoneが登場する以前、電話や音楽再生といった様々なアプリケーションは、電話機や音楽プレーヤーといった専用端末が担っていた。こうした専用端末をPandy氏は「コンポーネント」と呼ぶ。これらのコンポーネントは「iPhone」が登場したことで統合された。このiPhoneが、Pandy氏が言う「プロダクト」である。その後、iPhoneはさらに外部のクラウドサービスなどとiPhoneが密接に連携する仕組みとなる。この段階になって初めて「プラットフォーム」に進化したとPandy氏は見ている。

 「実は企業のITインフラ環境でも、iPhoneのような流れが起こりつつある」とPandy氏は主張する。「従来は、IAサーバー、仮想化ミドルウエア、SANストレージなどと、過度に分かれたコンポーネントだらけだった」(Pandey氏)。つまりNutanixのHCIは、それらのコンポーネントを統合したプロダクトというわけだ。ただし、まだ完成形ではないとPandey氏は話す。「企業が負荷を感じずにクラウド環境を構築・運用できるプラットフォームへと進化させる」(Pandy氏)。