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 「世界がもっと効率的にサイバーテロを防いでいくために、各国政府と協力していくことが重要だ」──。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、同国テルアビブ(テルアビブ・ヤッファ)で開催中の大規模セキュリティイベント「CyberTech 2107」の基調講演でこう宣言した(写真1)。

写真1●イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相
写真1●イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相
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 CyberTech 2017は、世界中から1万人を超える参加者を集め2017年1月30日~月1日の3日間にわたって開催されている。初日の30日にはセキュリティスタートアップ企業75社を含む約150社が集結した展示会がオープン、31日午前の基調講演から、同イベントが本格的に幕を開けた(写真2)。

写真2●CyberTech 2017会場のTel Aviv Convention Center
写真2●CyberTech 2017会場のTel Aviv Convention Center
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 31日の基調講演にネタニヤフ首相が登壇し、「IoT(Internet of Things)によって、非常にたくさんのものがネットワークにつながるようになり、サイバーセキュリティの脅威はますます増大してしている」と警告。イスラエルが産官学を上げてサイバーセキュリティの分野に注力していることを強調するとともに、同分野で世界のリーダー国として、脅威に対抗していくとした。

 セキュリティ大国とされる同国のサイバーセキュリティ産業を支えるのが、多数の優秀な技術者だ。同国には、約500社のセキュリティスタートアップがある。18才からの徴兵制により軍隊で専門教育を受けた技術者の多くが、スタートアップ企業設立をけん引しているという。

 加えて、海外からの技術者、企業、投資によって、サイバーセキュリティ産業のエコシステムが確立しているという。国として、脅威に対抗していくとした。首相は「我々は海外からの技術者を歓迎する。IBMやシスコといった企業の研究所設立を歓迎する」と語った。