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 富士通は2017年2月8日、富士電機との株式持ち合いの見直しに関して、株式の海外市場における売出し価格が決定したと発表した。価格は1株につき635.2円、売却額は合計で1072億8083万3600円となる。富士電機が保有する11.1%の富士通株のうち、8.21%が売却される。

 富士通と富士電機は7日、株式の持ち合いを見直すと発表している。これまで、お互いに株式の10%以上を持ち合っていた。富士通は1935年に、富士電機製造(現富士電機)から電話交換装置や電話機などの事業を継承して、設立された。両社は親子関係にあり、互いに取締役を派遣するなど事業運営において協力体制を敷いていた。

 ただ、近年は富士通がITを成長の柱に据えるなど「異なる事業分野に注力している」(富士通)ため、これらの協力体制と株式の持ち合いを見直す検討を続けてきた。取締役の派遣なども段階的に取りやめてきた。

 富士通は、保有する富士電機の株式を売却する考えを明らかにしているが、具体的な時期や株式数については未定としている。両社の株式売却が完了すれば、筆頭株主は異動する可能性があるという。