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 サイバーエージェントは2017年2月9日、「インフィード広告」と呼ぶインターネット広告の市場規模が、2016年に前年比8割増の1400億円規模になったと発表した。2015年時点の予測値である1295億円を上回った。2022年には3000億円を超え、動画が3分の1を占めるとした。

 市場調査会社のデジタルインファクトと共同で調査した。調査期間は2016年10月から12月で、動画広告市場関係者へのヒアリングや調査機関が保有するデータなどを基に調べた。

インフィード広告市場規模推計・予測(プロモーション目的別)
インフィード広告市場規模推計・予測(プロモーション目的別)
(出所:サイバーエージェント/デジタルインファクト、以下同じ)
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 インフィード広告はソーシャルメディアのタイムラインやニュースアプリの記事などの間に挟む形で配信する広告の総称。利用者による投稿や記事といったコンテンツと同じ体裁の「ネイティブ広告」の一つで、バナー広告など既存の広告に比べて閲覧率が高いとされる。

 2016年のインフィード広告市場1401億円のうち、スマホ向けが96%を占めたと推計した。広告の目的別では、ECサイトの商品広告などの「Webプロモーション」が約8割を占めた。ゲームなどのアプリのインストールを促す「アプリプロモーション」用途も、引きつづき好調だったという。

 配信先のメディアとしては、現在の主流であるソーシャルメディアから徐々に多様化が進むと予測する。スマホのニュースアプリがインフィード広告の配信に注力しはじめたほか、ヤフーがスマホ向けWebサイトのトップページをソーシャルメディアのようなタイムライン形式にするなど、インフィード広告の配信先が増えているためだ。

 2016年はソーシャルメディア向けが64%を占めた。2022年にはソーシャルメディアの比率は60%に下がると予測する。

静止画と動画の内訳
静止画と動画の内訳
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 フォーマット別では動画広告の勢いが増すとみる。2016年は動画の比率は13%だったが、2022年には全体の3分の1にまで高まるという。利用者が画面に表示したタイミングで再生するなどの技術進展もあり、市場が伸びるとみる。