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 Java APIを巡る米Oracleと米Googleの係争が新たな段階に突入したと、複数の米メディアが報じている。米連邦地方裁判所が下した、GoogleはOracleのJava著作権を侵害していないとする判断を不服として、Oracleが現地時間2017年2月10日に上訴した。

 Oracleは2010年に、GoogleがAndroidを開発する際に37件のJava APIを不正にコピーしたとして訴訟を起こした。一連の裁判でJava APIは米著作権法の保護対象になることで判決が確定したものの、2016年5月に米カリフォルニア州サンフランシスコの地裁は、AndroidにおけるJava APIの使用はフェアユースの範囲内であるとするGoogleの主張を認める判断を下した。

 Oracleは当初より上訴の意向を明らかにしていたが、今回、地裁の判断の見直しを求めて米連邦巡回区控訴裁判所に訴状を提出した。

 米Business Insiderが入手した訴状によると、Oracleは昨年5月の裁判で陪審にすべての事実は話す機会を与えられなかったと主張。「GoogleはJava APIを不正にコピーすることにより、莫大な商業利益を獲得した」と述べている。

 また、「小説の最も特徴的な部分を取り出して映画に使うのが典型的な不正利用(アンフェアユース)だが、GoogleのJavaコピーはソフトウエアにおける典型的なアンフェアユースだ」と非難しているという(米The Hillの報道)。