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 米IBMは現地時間2017年2月13日、同社のコグニティブコンピューティング技術「Watson」を活用したセキュリティサービス「Watson for Cyber Security」を利用可能にすると発表した。

 IBMのセキュリティ部門は昨年5月より、大学や一部顧客と協力してWatson for Cyber Securityのベータテストを行っていた。Watsonはセキュリティ言語のトレーニングを通じて100万以上のセキュリティ関連ドキュメントを学習したという。

 これにより、セキュリティアナリストはこれまでセキュリティツールが対応できなかった自然言語で記述された大量の研究レポートなどから素速い分析が可能になる。Watsonがセキュリティ関連のブログ、Webサイト、論文などから情報を収集し、セキュリティ分析ソフトウエア「QRadar」による脅威情報やインシデントデータと関連づけることで、これまで数日から数週間かかっていた脅威関連の調査がわずか数分に短縮できるとしている。

 IBMは、新たなセキュリティオペレーションセンター(SOC)向けプラットフォーム「Cognitive SOC」にWatson for Cyber Securityを統合する。先進のコグニティブ技術とセキュリティ業務を連係させることにより、エンドポイント、ネットワーク、ユーザー、クラウドにわたる迅速な脅威対策を支援する。

 また同社は、Watsonに集積されたサイバーセキュリティ関連の洞察を活用する最初のアプリケーションとして「IBM QRadar Advisor with Watson」をリリースする。「IBM Security App Exchange」において利用可能。すでに40以上の組織が利用しているという。

 そのほかIBMは、音声認識技術を用いたセキュリティアシスタントの開発プロジェクト「Havyn」について明らかにした。HavynではWatsonの各種機能と「BlueMix」「IBM Cloud」を組み合わせる。 [発表資料へ]