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 米IDCが公表したウエアラブル機器市場に関するリポートによると、2016年第4四半期(10~12月)のウエアラブル機器の世界出荷台数は前年同期比16.9%増の3390万台で、四半期の出荷台数として過去最高を記録した。

 また、2016年の年間出荷台数は1億240万台で、前年実績から25.0%増加した。2016年は新たなメーカーが市場参入したほか、大手各社もそれぞれ新モデルを投入し、製品ラインアップを刷新した。

 IDCはウエアラブル機器を、スマートウオッチなどサードパーティー製アプリも利用できる「スマート型」と、フィットネストラッカーなどの自社開発アプリのみに対応する「ベーシック型」に分類している。

 スマート型は当初、その多機能さが有利と考えられていた。しかしここ最近は、そうした付加機能の実用性や必要性に疑問が生じてきた。そうした中、スマート型の主要OSであるwatchOSやAndroid Wearは、フィットネスや健康関連のアプリケーションに重点を置くようになった。一方でベーシック型は当初、単一用途の機器として市場投入されたが、最近は多機能化が進んでいる。こうしたことから両者の違いは曖昧になってきたという。

 2016年第4四半期のメーカー別出荷台数を見ると、米Fitbitが650万台(シェア19.2%)で首位を維持し、これに中国Xiaomi(小米科技)の520万台(同15.2%)が次ぎ、そのあとAppleの460万台(同13.6%)、米Garminの210万台(同6.2%)、韓国Samsung Electronicsの190万台(同5.6%)と続いた。

 このうち、首位のFitbitの出荷台数は前年同期から22.7%減少、2位のXiaomiは同96.2%増加、3位のAppleは同13.0%増加した。IDCによると、Fitbitの落ち込みは飽和状態に近づきつつある米国市場に大きく依存していることが要因。Xiaomiは、中国市場における低価格戦略で、台数を大きく伸ばした。Appleは2016年9月に発売したApple Watch Series 2およびSeries 1の販売好調で、過去最高の四半期となった。

 また、2016年の年間出荷台数は、Fitbit(2250万台)、Xiaomi(1570万台)、Apple(1070万台)、Garmin(610万台)、Samsung(440万台)の順だった。Fitbitは年間でも首位となり、その台数は、Apple、Garmin、Samsungの合計を上回った。

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