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 検索広告市場では、米Googleが長きにわたり、圧倒的なシェアを持ち続けている。しかしここ最近はeコマース大手の米Amazon.comや写真共有SNSの米Pinterestなどが検索広告サービスを立ち上げており、広告主は、そうした市場競争を歓迎しているという。米Wall Street Journalが現地時間2017年3月6日に報じた。

 米comScoreによると、2016年12月におけるパソコン経由の検索広告シェアは、Googleが約64%で、断トツの首位に立った。また米eMarketerは、2017年の米国検索広告市場でGoogleが76%の広告収入を得ると見ている。検索広告市場は、しばらく大きな技術革新がないまま、Googleの支配が続いていると、広告マーケティング会社の米Performicsは指摘している。

 こうした中、Amazon.comは過去数年間に、検索キーワードに関連するスポンサー企業の商品をサイト内に表示する広告商品を3つ立ち上げた。Pinterestもこれまで試験運用してきた検索広告を2017年2月に開始した。米Forrester Researchのアナリストによると、ユーザーはとりわけモバイル端末で、Amazon.comやPinterest、旅行サイトTrivagoなどの検索機能を使って商品や関連情報を探しているもよう。最近はGoogleの検索件数が減少し始めているという。

 Forrester Researchは、市場の勢力図に大きな変化が表れるには5年ほどがかかると見ている。しかし広告主は、市場競争によってもたらされる、新たな選択肢、低い広告料金、より良い広告商品に期待しているとWall Street Journalは伝えている。