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 英政府は現地時間2017年3月21日、一部航空会社の英国行き便において、ノートパソコンやタブレット端末を含むデジタルデバイスの機内持込を禁じると発表した。英政府に先立ち、米政府が同様の措置を講じることを同日明らかにしている。

 英政府の措置では、トルコ、レバノン、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、チュニジアから英国に向かう便を対象に、長さ16.0cm×幅9.3cm×厚さ1.5cmより大きい電子機器の機内への持ち込みを禁止する。ちなみに米Appleの「iPhone 7 Plus」や韓国Samsung Electronicsの「Galaxy S7 Edge」は規定内のサイズであり、ほとんどのスマートフォンは持ち込みが可能。

 英政府は、これら国々への渡航およびこれら国々からの渡英を勧めないとしている。Chris Grayling英運輸大臣は「我々は常にテロリズムの脅威に直面しており、民衆の安全確保に努めなければならない」と説明。また、今回の判断について「米政府と密に連絡をとってきた」と述べている。

 同措置は英国への直行便に限られ、欧州諸国で乗り替える便には適用されない。また、規定サイズを超えるデバイスでも受託手荷物に入れれば搭乗できる(英The Guardianの報道)。

 米NPRによると、米国土安全保障省(DHS)は3月21日の午前、中東および北アフリカから米国に向かう便で、スマートフォンより大きい電子機器の機内持込禁止を発表した。

 米政府の措置が対象としているのは、サウジアラビア、カタール、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコ、ヨルダン、エジプト、モロッコの8カ国にある10空港からの直行便で、英政府の対象リストとは一部異なる。

 DHSは「テロ組織が民間航空機を狙い続けていることを示す情報がある」としているが、特定の脅威や新たな情報があるのかどうかについては明らかにしていない。

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