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 富士通は2017年3月20日からドイツ・ハノーバーで開催中の「CeBIT 2017」にブースを出展し、「Digital Co-creation」をテーマとしたソリューションを多数展示した(写真1)。

写真1●CeBIT 2017の富士通ブース
写真1●CeBIT 2017の富士通ブース
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多言語によるリアルタイム翻訳が可能な「LiveTalk」

 AIとクラウドによる音声認識を活用した翻訳ソフトウエアとしては、「LiveTalk」を展示した。富士通は「ダイバーシティ・コミュニケーションツール」と位置付ける(写真2)。

写真2●「LiveTalk」が多言語のリアルタイム翻訳に対応
写真2●「LiveTalk」が多言語のリアルタイム翻訳に対応
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 従来のLiveTalkでは、音声認識したテキストを端末に表示することで聴覚障害者を含めたリアルタイムなコミュニケーションを目的としていたが、新たに多言語の音声認識と翻訳機能に対応。利用シーンとしては外国人観光客向けの案内支援や多言語による会議を想定する。

 特徴として、話している内容を予測して翻訳を先回りする機能を備える。先読みがうまくおいけば、話し終えると同時に翻訳が完成するという。通常の音声認識を利用した翻訳サービスでは話し終えてから翻訳を始めるのに対し、スムーズなコミュニケーションができることが強み。ブースではマイクに日本語で話しかけることで、複数の言語に同時翻訳される様子を示した。2017年度中には他拠点間を結んだ会議にも利用できるようになる見込み。

 日本では2017年3月8日に販売を開始し、1クライアントあたりの価格は5万円(税別)。日本語の音声認識はアドバンスト・メディア製の認識エンジンを利用しており、それ以外の言語ではマイクロソフトのCognitive Servicesの契約が必要。「少量であればマイクロソフトが提供する無料枠で利用できる」(富士通担当者)とした。海外向けにも2017年度中の提供開始を予定する。