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 「トヨタ自動車とNTTが自動車の超高速無線通信技術で提携する」との2017年3月23日の日本経済新聞の報道について、トヨタ自動車、NTT両社の広報は「現時点ではコメントできない」と回答した。ただし、3月中に関連する内容を発表することは事実上認めた。

 第5世代移動通信システム(5G)は、最大通信速度が毎秒20Gビットと現行の第4世代(4G)より大幅に高速化し、通信遅延の時間も1ミリ秒以内に抑える。こうした5Gの特徴によって、自動車同士や路側の通信設備、周囲の人といった情報を収集する自動運転アシスト機能が向上すると期待されている。

 トヨタ自動車は2016年4月にコネクテッドカーを推進する組織「コネクティッドカンパニー」を設立。同年11月には、全車に通信機能を搭載していくという「コネクティッド戦略」を公表するなど、自動車における通信機能の活用に積極的だ。

 NTTも、自動車の通信技術の開発やビジネス展開に力を入れている。NTTの研究所が5Gの開発に力を入れているほか、グループのNTTドコモが全社横断の「自動車ビジネスPT」を組織している。トヨタ自動車との提携によって、自動運転をはじめとする自動車の超高速通信分野に本格参入することになる。