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 米IBMは現地時間2017年3月30日、人工知能(AI)の機械学習技術を自動運転車の事故回避に利用する特許を取得したと発表した。

 認可された特許は、米国特許番号「9,566,986」で、タイトルは「Controlling driving modes of self-driving vehicles」。2015年9月25日に申請し、2017年2月14日に成立した。緊急時に、自動車の制御プロセッサーと人間のドライバーによる操作を切り替える技術に関するもの。

 IBMのコンピュータ神経学者らは、自動運転車がAIやセンサーを利用して安全上の潜在的リスクを察知し、自律運転を継続するか人間のドライバーに操作を委ねるか動的に判断するコグニティブモデルと技術を発明した。

 例えば、自動運転車がブレーキの不具合やヘッドライトの球切れ、視界不良といった異変を感知した場合、制御プロセッサーとドライバーのどちらがこれら異変の対処に適しているか比較し、制御プロセッサーの方が適していると判断すれば、自動運転モードで走行する。

 IBMは、コグニティブコンピューティング技術「Watson」の自動運転車向け活用に関してドイツBMW Groupと協業するなど、自動運転車の分野に注力している。

 自動運転車の事故を巡っては、今月、米Uber Technologiesがアリゾナ州でテスト中の自動運転車が自動運転モードで走行中に、他の車と衝突する事故が発生している。

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