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 韓国Samsung Electronicsが今月発売するスマートフォンの最新フラッグシップ機「Galaxy S8」および「Galaxy S8+」は、購入後すぐには音声アシスタント機能が使えないらしい。同社が現地時間2017年4月11日の遅い時間に認めたとして、複数の米メディア(Business InsiderThe Vergeなど)が報じた。

 Samsungは3月29日に開催した特別イベントでGalaxy S8およびS8+を正式発表し、本体前面のほとんどをディスプレイが占めるベゼルレスデザインと、人工知能(AI)を活用したデジタルアシスタント「Bixby」などを主な特徴として挙げた。Galaxy S8およびS8+は4月21日に発売する。

 Bixbyは、自然な会話言葉で複数のアプリケーションにわたる操作が行える「Voice」、写真に撮った商品や建物などを認識して関連情報を表示する「Vision」、ユーザーの行動や習慣に合わせて適切な情報を提示する「Home」、リマインダーを設定する「Reminder」で構成される。

 このうち、Vision、Home、Reminderは当初から利用できるが、Voiceは晩春以降、ソフトウエアアップデートで利用可能にする見通しという。Samsungの英国向け広報担当者は、「今春の終わり頃に米国英語に対応し、その後、他の言語に順次拡大する」と述べたという。

 Galaxy S8およびS8+の本体側面にはBixby専用のボタンがあるが、このボタンをBixby以外の機能に代えて出荷するかどうかは不明。

 米Forbesによると、Bixby Voiceは韓国語のみ発売時から対応する。つまり、しばらく待ったとしても韓国語と英語でしか使えないが、大きな障害ではないと同メディアは指摘している。なぜならAndroid 7.0には米Googleのデジタルアシスタント「Google Assistant」が搭載されており、わざわざBixbyを使う必要性がないと、YouTubeで人気のIT解説者、Marcus Brownlee氏などは述べている。製品発表イベントのハンズオンコーナーでも、「Google Assistantが完璧というわけではないが、Bixbyの方が優れているとは言い難い」との意見が聞かれたという。

 なおGalaxy S8およびS8+は、韓国で予約受付を開始して最初の2日間で、前モデルである「Galaxy S7」および「Galaxy S7 Edge」の5.5倍の注文を受けている。