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 ロボット開発のスタートアップである米Marbleが出前配達ロボットのテスト走行を開始した。同社が現地時間2017年4月12日に地域口コミ情報サイトの米Yelpとの提携を正式発表したとして、複数の米メディア(VentureBeatBusiness InsiderTechCrunchなど)が報じた。

 Yelpは、2015年に1億3400万ドルで買収したフードデリバリー事業「Eat24」にMarbleの荷台型運搬ロボットを採用する。Eat24はMarbleにとって最初のパートナーとなる。

 Eat24とMarbleの提携では、Marbleが本社を置くカリフォルニア州サンフランシスコのミッション地区とポトレロヒル地区を対象にする。両社のロゴが入った配達ロボットは先月より目撃されていた。配達ロボットは歩行程度のスピードで自動走行し、状況に応じてそばに付いている人間が操作する。

 ユーザーは、Eat24のWebサイトまたはアプリケーションから料理を注文する。ロボットによる配達でも構わないか聞かれるので、承認するとPINコードがテキストメッセージで送られてくる。料理を内部に収めた配達ロボットが到着すると、PINコードを入力してドアのロックを解錠し、料理を取り出す。配達ロボットはその後、Marble本社に戻るか、次の飲食店に料理のピックアップに向かう。

 Marbleは米カーネギーメロン大学のロボット工学科出身のJason Calaiaro氏、Matt Delaney氏、Kevin Peterson氏が2015年に立ち上げた。3人は在学中に米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が主催する無人ロボット車レース「Grand/Urban Challenge」に挑戦し、卒業後はそれぞれ米Appleに就職したり、米Matternetのドローン配送システム開発に参加したり、米Googleがスポンサーを務める月面探査コンテスト「Google Lunar XPRIZE」に関わるなどしていた。

 Marble以外の配達ロボット開発としては、英ロンドンに本社を置くStarship TechnologiesがすでにワシントンD.C.とカリフォルニア州レッドウッドシティーでテストを始めており、米Dispatchもサンフランシスコでテストを実施している。